2013年2月17日日曜日

アイセルシュラホール

アイセルシュラホールとは、藤井寺市の生涯学習センターの
愛称です。

市の出張所や図書館など色々な施設がありますが、2階に
歴史展示ゾーンがあります。


 
静かな住宅地にぽっこり現れます



藤井寺駅から南へ徒歩10分程


藤井寺市の三ツ塚古墳から出土した修羅と、舟形埴輪を
イメージしたというかなり斬新な外観は、まるでバイキング
船のように見えます。
メンテナンスかなり大変そう・・・

ちなみに修羅をイメージといっても、実物はありません。
実物は大阪府立近つ飛鳥博物館にあります。

昔読んだ新聞記事には、府と市で修羅の取り合いになった時
市側は初めは発掘調査に冷たかったのに、修羅が出て話題
になったからってずるいやん、ということで大阪府に取られた
と書いてありました。
でも、保存処理に14年かかってたし、維持も展示も大変そう
なので、ほんとのところはどうなのかな。

修羅と一緒に出土した小修羅は、藤井寺市の図書館に展示
してあるそうです(図書館のHPには工事中とあります)。




2階の歴史展示ゾーンには、津堂城山古墳から出土した
水鳥形埴輪などが展示してあります。

小さなコーナーですが、一見の価値は充分あります。



水鳥形埴輪は重要文化財
レプリカが近つ飛鳥博物館にあります



岡古墳出土の舟形埴輪は日本最大とのこと!
 



取手?付きの埴輪棺の蓋
土師の里8号墳出土
(展示室外の世界遺産コーナーにて)
 


 


奥にひっそりという感じで、井真成墓誌のレプリカが
あります。

平成16年に中国の西安市で見つかった日本人留学生
「井真成」の墓碑ですが、「井」というのが葛井氏の井
だから藤井寺市出身だということで、藤井寺市が力を
入れているようです。

真相は分かりませんが、「日本」という国号が確かめら
れた現時点で最古(734年)の資料で重要というのは確
かです。



「身」部分 171字が彫られている




「蓋」部分 12字が彫られている
身・蓋共に約40cm四方 




実はこの「井真成」をイメージした「まなりくん」という
藤井寺市のキャラクターがいます。

しかしこのコーナーや周辺で見当たりませんでしたので
(特に探してなかったので~)このブログを書くにあたって
藤井寺市のHPを見たら、twitterとかもやってるらしいので
驚きました。
がんばってね・・・











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